33才サラリーマンが減量手術を受けてみた(仮)

体重100kg超えの33才サラリーマンが減量手術によってダイエットする日々について書いたブログです

5月2日~5日:入院~手術~退院記

5月2日に入院、手術、3日間の入院後本日退院してきました。いやぁ、しんどかった。とりあえず経過を含めて記載します。

 
5月2日(火)
手術当日。朝計量すると99.0kg。目標体重までは落ちなかったが、ここまできたらどうしようもないので堂々と行く。一応3日間の着替えは用意したものの、結果的に着替えたのは2回だけ。薬やCPAP、トリフロー(呼吸の訓練機器)も合わせて持参する。
 
病院に到着すると真っ先にインボディ計測をする。筋力全体は平均以上、下半身は弱めな傾向は変わらず。落ちた体重分筋力が落ちてる。軽く凹む。
 
病室へ移動。GWのためか他に入院客もいないようで、割りと広めな病室を使わせて貰える。ラッキー。
 
手術が13時で入院が11時なのであまり余裕もなく、採血や着替え等バタバタと準備をし、アワアワしながら立ち会いに来てくれた母に謝辞を述べ、ワタワタと手術室に向かう。何となく緊張感が増してきたところで…
 
麻酔医師「私(仮)さーん、ゆーっくり息を吸ってくださいねー………」
 
 
 
 
 
 
 
痛てぇ!(男性器が)痛てぇ!
 
目覚めたらそこは術後の回復室。今から思えば手術した腹部も痛かったのだが、それ以上に男性器が痛い。
 
私「すみません、男性器が痛いのですが…」
看護師「尿道カテーテル入れてますからねー。お医者さんの判断ですけど、通常は明日の朝まで入れてますよ〜。」
 
体の内側からの未知の痛みに恐怖を覚える。実際にはカテーテルを使わないと尿がダダ漏れになるらしいが、何となくこの状況が維持されるのはアカン。看護師さんにとりあえず元気アピールをして、まずは病室に戻ることに成功する(自力で歩くことになるので要注意)。
 
戻ってきたチューブまみれの息子にびっくりする病室で待つ母。ビックリついでに部屋に備え付けのトイレに行く母。
 
母「私(仮)〜、トイレの流し方が分からないんだけれども〜」
うん、母さん、とりあえず黙ろうか。
 
最早立ち会いがいてもどうしようもないと母を説得し、穏便にご帰宅願う。ここで大体18時くらい。
 
そこから術後12時間後まで定期的(2時間毎?)に検査(主に血液検査?)を受ける。当然その間眠れない。結果日付を変わった1時までうつらうつらし続ける。これが辛い。痛み止めが点滴に入れられていたので傷口の痛みはあまりなかったものの、結局途中で抜いて貰ったカテーテルの痕の痛みが一番辛かった。そんな眠りたくても寝られない状況でも、最後の診察を終えると泥のように眠りに付く…。
 
 
 
5月3日(水)
入院2日目。
カテーテルは抜かれたものの、朝の段階では酸素呼吸器や点滴、血栓防止用の器具が付いている状況。それも検査を経る毎に1つづつ取れていき、夕方にはチューブは取れて肉体的には自由な状況になる。
 
問題は食事である。術後2週間はステージ①と呼ばれる流動食が出される(詳しくは写真を参照)。なお、まるで食べられない模様。栄養士から1口飲んだら3分間を空けるように指導されるのだが、そもそも無理。1口食べただけでお腹いっぱい。これで大丈夫なのだろうか。
 

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私「すみません、3〜4口しか食べられませんでした」
看護師「皆さんそんな感じですよ〜」
 
そんな感じで良いらしい。
 
この日も手術の疲労と痛み止めの影響で終日うつらうつら。睡眠薬を処方され、久々に泥のように眠る。
 
 
 
5月4日(木)
入院3日目。チューブもなく、体力も戻ってきて、食事も10口位食べれるようになる。
 
何となく暇になる。一応本やゲームは持ってきたものの、集中力が続かずに全然楽しめない。とりあえず何となくテレビを付けておく。なお、病室にはIPADが備え付けられているので、使い方分かる人は楽しめると思う(僕はずっと自分のスマホ弄ってた)。
 
術後の生活のついて指導がある。運動は1ヶ月後、風呂は1週間後、シャワーはもう浴びて良いらしい。傷口濡らすのは気が引けるので、髪は洗い、体は拭きつつ着替えをする。
 
昼間に両親が見舞いにくる。仲良きことは善きかなではあるものの、まぁよく喋る。そして話に付いていけないところで自分の体力が落ちてることを実感する。この辺りの段階で痛み止めを飲まなくとも突発的に痛むだけ+突発的な吐き気があるだけになる。とりあえず明日迎えに来てもらうことを決めて丁重にお帰り頂く。
 
自分の部屋より広い部屋に泊まるのも今日で最後と思うと寂しくなる。
 

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5月5日(金)
入院4日目+退院日。
 
これまでも何度も注射と血圧検査をしていたのだが、腕も血管も細いせいか、これまでどちらも1発で決まった事が無く、腕がアザだらけになる。
 
最後もそうかなぁと思っていたら、最後の最後でどちらも一発成功する。良い門出だ!(ポジティブ)
 
10時くらいに無事退院。父親に家まで車で送って貰う。結果から言えば吐いた。車中でゲロゲロ吐いた(どうも車の振動がイカンらしい)。でも吐き出すものも無いからひたすら胃酸を吐いた。吐くと傷口が痛む。死ぬかと思った。まぁ、一人で荷物押しながら帰るのとどちらが楽なのかはわからないけど。とりあえず来週から職場復帰予定なのだが、何となく暗雲が立ち込める。
 
その後は自宅でのんびり。家にいる分にはそんなに負担に感じることも無く。試しに外出してみたものの30分で力尽きる。なお、帰宅時点での体重は95.4kg。